タイムラインでのオーディオの調整
オーディオレベルは、タイムラインにあるクリップ内で直接調整することができます。マウスポインタを使って音量ラインまたはいずれかのバランスラインを調整します(オーディオクリップの仕組みを参照)。
タイムラインに新しいオーディオクリップを追加する場合:
· 新しく作成したクリップの音量調整ラインは、存在する場合は前後のクリップの線につながります。
· トラックのほかのクリップでボリュームの調整が行われていない場合は、新しいクリップへの音量ラインが水平になります。高さは、[音量] と [バランス] ツールで設定されている全体的なトラックボリュームを反映します。
· ほかのクリップまたは全体的なトラックボリュームのいずれかで音量を調整していない場合は、新しいクリップへの音量ラインが ¾ の高さになります。
タイムラインでクリップの音量を調整するには、クリップを左マウスボタンでクリックして選択してから、ラインにマウスポインタを近づけます。下図のような音量調整カーソルが表示されます。
左マウスボタンをクリックし、クリップの中でこのラインを上下にドラッグします。マウスの動きにしたがって音量ラインが湾曲します。
マウスから指を離すと、音量線上に調整ハンドルが作成されます。
選択したクリップの調整ハンドルの上に、マウスポインタを移動すると、音量調節カーソルがハイライト表示されます。このカーソルを使うと、調整ハンドルを水平および垂直にドラッグできるようになります。
調整ハンドルを右マウスボタンでクリックし、コンテクストメニューコマンドである [音量設定を削除] にアクセスします。このコマンドは、調整ハンドルを削除します。[音量変更の削除] を使用して、クリップからすべてのハンドルを取り除くことができます。
左右および前後のバランスラインは、前十部の音量ラインと同じ編集機能を持ちます。ただし、中間の設定は、音量では ¾ の高さであるのに対し、バランスではクリップの半分の高さになります。
左右(ステレオ)バランスの場合は、ラインを中央位置から上に上げるとオーディオが左寄りになります。前後のバランス(フェード)では、ラインを上げると、オーディオのソースがリスナーから遠ざかり、ラインを下げると、オーディオが近づきます(リアスピーカに向かって)。
オーディオ調整では個別にまたは一度にすべてのオーディオクリップを削除することができます。クリップの右ボタンのポップアップメニューで対応するコマンドを選択します。