[クリッププロパティ] ツールを使った編集
ディスクメニュー用の [クリップのプロパティ] ツールを使うと、チャプタリンクの作成、編集、微調整を行えます。さらに、メニューの視覚的な内容を調節できるテキストエディタにもアクセスできます。
[クリップのプロパティ] ツールでは、他クリップと同じく、[名前] フィールドを編集してメニューにカスタム名を設定したり、[再生時間] フィールドを編集してクリップをトリミングしたりすることができます。
ツールの右上にある編集メニューボタンは、メニューを [タイトルエディター]の中で開きます。タイトルエディタでは、背景画像とボタン画像、キャプションの内容と外観など、メニューのあらゆる視覚的な属性を変更できます。
ツールの左側に表示されているプレビュー領域は、メニューがどのように見えるかを示すと同時に、ボタンのリンク作成に利用できるインタラクティブな機能があります。
ほかのコントロールは、次の 4 つのグループに分かれます。
· メニュープレビューコントロール
· [チャプタ作成方法] オプション
· リンクプロパティコントロール
· チャプタ編集コントロール
これらのコントロールは、プレビュー領域の下にあります。
ページセレクタ:この矢印ボタンは、複数ページメニュー(単一ページメニューよりも多くのリンクを収容できます)のためのもので、どのページをプレビュー領域内でアクティブにするかを選択できます。リンクが定義されたメニューのページを選択できます。
メニューページを選択するほかの方法:
· プレビュー領域のページリンクボタンをクリックして、ページを移動します。
· ボタンセレクタコントロールを用いて、そのメニューの任意のページからボタンを 1 つ選択します。
[チャプチャ番号を表示] チェックボックス:メニューにあるすべてのボタンにリンク番号を表示するには、このボックスを選択します。リンク番号の形とカラーは、メニュートラックのチャプタの旗マークと同じになります。
この 2 つのオプションを使って、このメニューでチャプタリンクの整理方法を指定し
ます。
ムービーウィンドウでクリップの順番を変えた場合でも、チャプタリンクの順番がムービー内のメニューの順番と同じにする場合は、[自動で作成] を選択します。メニューで表示されるチャプタの順番を自分で決める場合は、[手動で作成] を使用します。チャプタのリンクを並べ替えたいが順番に関する制御を今後利用したい場合は、[自動で作成] をまずクリックしてから(リンクを並べ替える)、[手動で作成] をクリックします。
利用状況: 手動でチャプタメニューを並び替える機能は、Studio Plusでのみ有効です。標準のStudioでは、[自動で作成] 機能は常に有効です。
この領域にあるコントロールは、メニューのチャプタリンクの表示プロパティを設定します。
ボタンセレクタ:メニューのリンクボタンには、表示ページとは無関係に、固有の連続番号が割り当てられています。この矢印ボタン付きのコントロールは、作業の対象となるメニューボタンを選択するのに使います。選択したボタンは、プレビュー領域でハイライトされます。プレビュー領域でボタンをクリックして選択することもできます。
ボタンキャプションテキストフィールド:このフィールドを使うと、タイトルエディタを開かずに、現在のボタンのテキストを編集できます。ボタンキャプションの「#」という文字には特別な意味があり、後で自動的にそのボタンの通し番号に差し替えられます。メニューのレイアウト変更と無関係に、ボタンに正しい番号を割り当てる場合には、この機能を利用するとよいでしょう。位置、フォント、スタイルなど、ボタンのキャプション以外の特性を編集するには、[メニューの編集] ボタンをクリックして、テキストエディタを開きます。
[サムネイルのセット] ボタン:デフォルトで、メニューボタンに表示されるサムネイルフレームは、ボタンがリンクするフレームとなります。ただし、ムービーでサムネイルとなるフレームを選択できます。タイムラインスクラバを使用するフレーム(プレーヤで表示されている)に移動し、[サムネイルのセット] ボタンをクリックします。
動画サムネイルチェックボックス: メニューのボタンに静止したサムネイルフレームではなく、リンク先のチャプタから取り込んだ動画を表示したい場合には、このオプションを選択します。この機能には、動画サムネイルの事前レンダリングが必要となるため、プレーヤでムービーをプレビューする場合に、瞬時に結果を表示できません。そのかわり、タイムスケールの中のメニュークリップの上に、色付きのバーが表示されます。このバーは、セッションを中断しないで、クリップをバックグラウンドでレンダリングしていることを意味します。
バックグラウンドレンダリングは、オプションです。必要に応じて、 [ビデオとオーディオのプリファレンス] オプションパネル([セットアップ] Ø [ビデオとオーディオのプリファレンス])で無効にすることができます。
利用状況: 動画サムネイル機能は Studio Plus でのみ使用できます。
この領域にあるコントロールを使って、メニュー内にある個々のボタンを選択または修正します。
[チャプタのセット] ボタン:これらのボタンは、現在選択しているメニューのチャプタボタンとターゲットクリップ間のリンクを設定または解除します。
リンクを設定するには: タイムラインスクラバーを、メニュー、ビデオ、テーマ、静止画像などのクリップの途中に移動して、[チャプタのセット] ボタン をクリックします。ビデオクリップや静止画像クリップの場合、クリップ中のスクラバの位置が、そのままチャプタのその位置に設定されます。
リンクをクリアするには: [チャプタのクリア] ボタン をクリックします。
[メニューに戻るのセット] ボタン:これは、「メニューに戻る」リンクを作成します。このリンクは、ほとんどの場合、現在のクリップの末尾に設定されます。再生中にこのリンクを起動すると、直ちにメニューに移動します。[クリップのプロパティ] ツールでメニューに戻るリンクを作成するには、リンクを張りたいクリップの中にタイムラインスクラバを移動し、[メニューに戻るのセット] ボタンをクリックします。
利用状況: [メニューに戻るのセット]ボタンは、Studio Plusでのみ有効です。
[チャプタの後メニューへ戻る] チェックボックス:このオプションを設定し、このメニューにあるすべてのチャプタ後に「メニューに戻る」を追加します。このチェックボックスをクリックすると、設定または解除に関わらず、既存のメニューに戻るリンクをすべて削除します。メニューに戻るリンクは、通常ドラッグできますが、このボックスをチェックするとクリップの終了まで固定されます。
ドラッグ & ドロップでリンクを使ったリンクの作成
ディスクメニューの [クリップのプロパティ] ツールでは、メニューボタンからのリンクを確立するために、ドラッグ & ドロップによる簡単な方法を使用できます。
ドラッグ & ドロップを使ってリンクを作成するには
· ムービーウィンドウでリンク先のクリップをクリックしてから、[クリップのプロパティ] ツールのプレビュー領域にあるボタンにドラッグします。これで、ボタンから、そのクリップの最初のフレームにリンクが適用されます。または、
· リンクを作成するボタンをクリックして、そのボタンをムービーウィンドウにドラッグします。この場合、リンクを適用できるのは、クリップのボタンを「ドロップ」した位置で、クリップの最初のフレームではありません。