Studio でのディスクオーサリング
Studio では、編集の都合上、ディスクメニューをクリップの一種として扱います。メニューも、タイトルと同じように、 [アルバム]中に用意されているものを、そのまま、ないし、修正して利用することもできるし、 [タイトルエディター]を使って、白紙の状態から自分独自のメニューを構築することもできます。
オーサリングの全体的な操作を理解するため、次に説明する 2 つの「インスタント」プロジェクトを作成してみましょう。ディスクを作成するところまで実行する必要はありませんが、プレーヤでDVD 再生コントロールを使ってムービーをプレビューできます。
インスタントビデオシーンカタログ:空のプロジェクトで、ビデオトラックにアルバムから適当な数のシーンを選択してドラッグします。次に、アルバムの [ディスクメニュー] セクション(一番下のタブ)に切り替えて、タイムラインの初めにメニューをドラッグします。メニューから後の各シーンへのリンクを「各ビデオクリップの開始点に作成する」かどうかを尋ねられたら、[はい] をクリックします(アルバムからのメニューの使い方を参照)。 タイムラインの上部に、新しいトラックが表示され、各クリップの上に小さな「旗」が表示されます。この旗は、今追加したメニューからのリンクを示しています。操作はこれで終了です。後は作成したムービーを楽しんでください。
インスタントスライドショー:今度は、アルバムの [静止画] セクションから始めます。空のプロジェクトのビデオトラックに、画像を好きなだけドラッグし、任意のディスクメニューを、最初のクリップとしてタイムライン上にドラッグします。リンクを自動的に作成するかどうかを尋ねられたら、[はい] をクリックします。次に、アルバムを [トランジション] セクションに切り替えて、任意のトランジションを選択し、メニューと最初の静止画像との間にドラッグします。最後に、すべての静止画像を選択してから(まず、最初の画像をクリックし、次に、Shift キーを押しながら最後の画像をクリックする)、右マウスボタンでクリックし、表示されるポップアップメニューから [波状トランジション] を選択します。これでインスタントスライドショーの完成です。
タイトルとディスクメニューの似た点を説明しましたが、これは表面上のことだけではありません。メニューは、基本的に「ボタンのついたタイトル」であるといえます。 タイムラインのメインビデオ トラック上のタイトルは、タイトルエディタに1つまたは複数のボタンを追加するだけで、ディスクメニューに変換できます。