トランジション
トランジションとは、次のクリップへの移行を滑らかに、または強調するためのアニメーション効果です。一般的な種類のトランジションには、フェード、ワイプ、ディゾルブなどがあります。他にも、より特殊なエフェクトや、高度な 3 次元グラフィックスを利用したエフェクトなどもあります。
トランジションは、[アルバム] の専用セクションに保存されています。 トランジションを利用するには、利用するトランジションを [アルバム] から [ムービー] ウィンドウにドラッグして、ビデオクリップ、テーマクリップ、または静止画像の横にドロップします。 (オーディオクリップに直接トランジションを適用することもできます。
[ストーリーボード] 表示での一連のトランジション (ビデオクリップ間のアイコン)。
[タイムライン] 表示の場合は、メインのビデオトラック、オーバーレイトラック、またはタイトルトラックにトランジションをドロップすることができます。ビデオトラック上のトランジションは、2 つの全画面クリップの間(ムービーの冒頭など、トランジションが 1 つのクリップにしか隣接していない場合には、そのクリップと黒い画面の間)をつなげる役割を果たします。一方、オーバーレイおよびタイトルトラック上のトランジションは、2 つの連続したクリップ(またはクリップと透明部分)をつなぎます。
図:2 秒間の対角線ワイプトランジションを示す 5 つのスナップショット
2 秒間(Studio の初期インストール時における、デフォルトのトランジションの長さ)続くトランジションの場合、1 番目のクリップが終わる 2 秒前に 2 番目のクリップが開始されます。最初は、1 番目のクリップだけが表示され、トランジションの最後には、完全に 2 番目のクリップに差し替えられます。その間に、1 番目のクリップが徐々に消えていき、2 番目のクリップが徐々に現れます。細かい部分はトランジションの種類によって異なります。このように、ビデオクリップ同士が重なっているため、2 つのクリップを合わせた長さは、トランジションの長さ分だけ減ることになります。
これは、上と同じトランジションですが、今度は実際のビデオを用いています。わかりやすくするため、中間の 3 フレームに現われるトランジションの境界線が、強調されて白線になっています。トランジションの進行中は、両方のクリップが動いています。