ハンドルを使ったタイムラインでのトリム
クリップのエッジをタイムラインに直接ドラッグすると、トリムを簡単に行えます。トリミング中には、プレーヤを見て、開始や終了のフレームを判断します。
まず、ムービーにクリップが 1 つしかない場合の簡単なトリム操作を考えてみましょう。次に、単一のクリップをトリムするより一般的な、ほかのクリップもあるクリップをトリムする場合の説明に進みます。
タイムラインで単一のクリップをトリムするには:
1. タイムラインから 1 つのクリップを除いてすべてのクリップを削除します。タイムラインにシーンが何もない場合は、アルバムからシーンをドラッグします。
2. 簡単に細かい調整ができるように、タイムスケールを拡張します。
マウスポインタをタイムラインの任意の位置(編集ラインの上以外)に置きます。ポインタが時計のマークに変わります。この位置でクリックして右側にドラッグし、タイムスケールを拡張します。
この図は、タイムスケールを最大限拡大したところで、1 目盛りが 1 つのフレームを表わしています。
3. マウスポインタをクリップの右端に合わせます。ポインタが、左向きの矢印に変わります。
4. プレーヤを見ながらこのポインタをクリックして左側にドラッグします。これで、トリムされるクリップの最後のフレームがプレーヤに連続して表示されます。
クリップを短くすると矢印カーソルが両方向の矢印に変わり、クリップの端を左右にドラッグできることを示します。クリップは最短で 1 つのフレームまで短くできます。または、ソースシーンの最後まで長くすることができます。
5. マウスボタンを離します。これでクリップがトリムされました。
タイムラインに複数のクリップがあるときにクリップをトリムする場合は、まずマウスでクリップをクリックし、トリムするクリップを選択します。
タイムラインにある複数のクリップをトリムするには:
1. タイムラインに 2 つの短いクリップを配置します。
2. 調整するクリップが編集に便利なサイズになるまでタイムスケールを調整します。
3. 2 番目のクリップをクリックします。この時点で、ビデオトラックは次のようになります。
これで、上記の単一クリップの場合と同じ様に、クリップの右端をトリミングできるようになります。トリミング中には、プレーヤにそのクリップの最後のフレームが表示されます。2 番目のクリップを選択した状態が続く限り、クリップの端を左にドラッグしてトリムを続ける、または右にドラッグして復元することができます。
4. 2 番目のクリップを選択した状態で、ポインタが右向きの矢印に変わるまでマウスポインタをクリップの左側に合わせます。
5. 2 番目のシーンの左端を右側にドラッグします。
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ドラッグ中には、クリップの最初のフレームがプレーヤに表示されます。クリップが選択状態である限り、クリップの端を右にドラッグしてビデオをさらにトリムする、または左にドラッグしてトリムしたビデオを復元することができます。
6. マウスボタンを離します。トリムしたクリップは、1 番目のクリップの右端に合うように移動されます。
ギャップとフィル:Ctrl キーを使ったトリミング
上の例で見たように、ビデオトラックでクリップを短くすると、クリップとその右にあるクリップが左に移動し、ギャップを埋めます。同時に、ほかのトラックのクリップも短くなり、タイムライン全体の同期が維持されます。ほかのトラックでクリップをトリムすると、ギャップが自動的に閉じ、ほかのトラックは影響されません。
このデフォルトのトリミング動作は、ほとんどの状態で編集作業を簡素化しますが、Studio では、必要な場合にこの動作を反転させることもできます。ビデオトラックでクリップをトリムする前に Ctrl キーを押すと、そのクリップもほかのクリップも再配置されず、ギャップもそのままになります。ほかのトラックにも影響はありません。
一方、ほかのトラックでクリップをトリミングする場合に Ctrl キーを使うと、通常の動作に反転されます。トラックのクリップが閉じ、トリムによって左のギャップが埋まります。トリムされたクリップ以外のクリップは、影響を受けません。
解決法:クリップを削除する際の Ctrl キーの並行動作の説明については、ここを参照してください。