プロジェクトビデオフォーマット

プロジェクトに追加するビデオシーンは、同じデバイスに属している、または同じファイルフォーマットである必要はありません。また、同じフレームサイズ、アスペクト比、またはフレームレートである必要もありません。

但し、Studio 内でビデオが再生される場合は、共通のフレームフォーマットを使用する必要があります。プロジェクトプリファレンス]オプションパネルの[プロジェクトフォーマット]ボックスで、プロジェクトに追加する最初のクリップのフォーマットから、新しいプロジェクトのフォーマットを明確に(例えば、「NTSC ワイドスクリーン」) または暗に指定することができます。

Pinnacle Studio image001 プロジェクトビデオフォーマット

現在のプロジェクトフォーマットは、Move Window のプロジェクトタイトル上のツールのヒントとして表示されます。

Pinnacle Studio image002 プロジェクトビデオフォーマット

プロジェクトフォーマットは、ムービーウィンドウのすべてのビデオと画像のクリップと、プレーヤのそれらクリップのプレビューに適用します。キャプチャしたビデオシーンなどアルバムの中の視覚的な内容は、プロジェクトのフォーマットに一致しているかどうかに関係なくそのオリジナルなフォーマットのデフォルトで表示されます。

プロジェクトで黒のバー(「レターボックス」を回避したいが、不正なアスペクト比のスクリーンショットをまだ使用したい場合に考慮できる2つの方法があります。

·     [アルバム] メニューの [アスペクト比]コマンドを使用します。そのコマンドでプロジェクトフレームの比率に一致させるためにアルバムシーンを、いくらかゆがみが発生しますが引き伸ばします。

·     ビデオの「パンとスキャン」バージョンを作成するために、キーフレーム2D エディターエフェクトを使用します。Studios は、ムービーがビデオテープや DVD に転送される場合にムービーを標準テレビ画面に一致させるためにしばしばこのテクニックを使用します。この方法を使用すればゆがみは発生しませんが、いくつかの素材が各フレームから失われます。キーフレームを使用して動作を慎重に追跡します。問題に関わらず通常は満足のいく結果を得ることができます。

利用状況の注意: 2D エディターエフェクトとキーフレーム機能は Studio Plus でのみ提供されます。

Pinnacle Studio 112 aspect ratio adjustment methods プロジェクトビデオフォーマット

黒のバーを追加して補正している「不正な」アスペクト比のソースビデオ (L)、フルフレーム引き伸ばし (C)、パンおよびスキャン (R)。これらの方法には、それぞれ欠点があります。

バックグラウンドレンダリング

プロジェクトフォーマットは、[レンダリング]のターゲットフォーマットとして使用されます。レンダリングは、HFX トランジション、エフェクト、または計算を要求する機能が使用されているその他の映像のビデオを生成する処理のことです。そのようなビデオは、レンダリングされていない状態では、プレビュー時にスムーズに完全な状態で表示されない場合があります。

作業しながらその陰で、Studio はレンダリングを実行することができます。この機能は、 [ビデオとオーディオのプリファレンス] オプションパネル[バックグラウンドレンダリング])から制御されます。

Pinnacle Studio image004 プロジェクトビデオフォーマット

ダイアログボックスに従ってバックグラウンドレンダリングに使用するコーデックを使用することで最終ムービーを出力する時のレンダリングの時間を節約することができます。

外部デバイスでビデオをプレビューするのであれば (Studio Plus のみ)、そのデバイスと同じプロジェクトフォーマットとバックグラウンドレンダリングのコーデックを設定する必要があります。例えば、DV ビデオカメラに接続されたアナログのモニタでプレビューする場合は、DV でバックグラウンドレンダリングをする必要があります。

プロジェクトビデオフォーマット