静止画
通常、ビデオという言葉は、動く画像を指しますが、ほとんどのビデオ作品には、静止したタイトルやグラフィックなどをはじめとする、種々の静止画像も含まれています。
ムービーで利用できる静止画像には、次のものが含まれます。
· スクロールするクレジットや、「クロール」するメッセージのなどを含む、さまざまなテキスト キャプションやグラフィック。
· ディスク上の画像ファイルに保存された写真やイラスト。
· フレーム取り込みツールで取得した単独のビデオフレーム。
· DVD および VCD オーサリング用の「ディスクメニュー」。特殊な画像については、ここで説明します。
静止画像は、[ムービー] ウィンドウの [タイムライン] 表示のトラックにドロップする位置によって、異なる方法で扱うことができます。
· 固定した背景を持つ全画面画像を追加するには、ビデオトラックに画像を追加します。
· 透明な背景を持つムービーで見えるようにビデオ トラックのクリップに重ね合わせて画像を追加するには、タイトルトラックに画像を配置します。この方法で使用するには、画像をTIFF形式(通常は拡張子tif のファイル)にして、この形式で可能なアルファチャンネルで透明部分を定義する必要があります。
注:Studio Plus を使用する場合は、タイムラインに画像を追加する、オーバーレイトラックという追加オプションがあります。詳しくは、「Studio Plusを使った 2 トラック編集」を参照してください。
[アルバム] は、タイトル、ビットマップ画像、および、ディスクメニューのセクションにそれぞれ分かれています。すべてのリソースは、ハードドライブの異なるファイルとして保存されます。Studio では、付属のタイトルエディタを用いて、独自のタイトルやディスクメニューを作成し、ファイルとして保存することなく、直接ムービーに追加することができます。同様に、静止ビデオフレームは、フレーム取り込みツールから直接追加することができます。
全画面画像とは、ビデオトラックに配置された静止画像のことです。全画面画像は、ビデオの代わりに画面全体に表示されます。直前のビデオクリップが終わった瞬間に静止画像クリップの再生が始まるため、視覚的には、ビデオが終わってから次のクリップが始まるまでの間が、そのグラフィックに差し替えられたように見えます。
オーバーレイ画像とは、タイトルトラック上に配置された静止画像のことです。オーバーレイ画像は、ビデオと差し替えられるのではなく、現在のビデオクリップ上に重ね合て表示されます。画像の透明な部分は、アルファチャンネルで定義しなければなりません。
静止画像やビデオクリップから、簡単にスライドショーを編集したい場合には、Studio の波状トランジション機能を利用して、選択したトランジションを、クリップや画像の間にまとめて挿入してみてください。
Studio のプラグインビデオエフェクトのほとんどは、静止画にも適用できます。(スピードのようなエフェクトは、動画ビデオ専用のエフェクトです。)
ð 静止画像の編集